2023.8.22 UPDATE

暑い夏を熱い祭りで吹き飛ばせーー

やっとやれた! 4年振りの夏祭り!

 

 3年間のコロナまん延の間、くやしい思いを抱えつつ夏祭りの(通常規模の)開催を見送ってきた。2019年夏祭り実行委員長であった私は夏の間むなしい思いを抱いて過ごしてきた。でも! 今年ついに開催実現にたどり着くことができた。もちろん、極端な猛暑、台風7号の接近、そして第6波に匹敵するようなコロナXBBの流行などのいくつもの障害を乗り越え、様々な不安はありつつも〝 今年こそ 〟という実行委員会全体の熱気が開催の最大の推進力であったことは言うまでもない。

 だが用意されたスケジュールの全てが実現できた訳ではなく、台風7号の接近の中で、8月15日の施餓鬼(徳恩寺によるカレー炊き出し)が中止となるなどのこともあった。だがしかしである。体温に迫るような猛暑と時折襲う強い雨の中、4年振りの夏祭りは実現した。実現をかち取ったのだ!

 

 実現の推進力であった熱気は準備段階から至るところで見ることができた。例えばそれは、毎週水曜土曜に生活館で練習に励んだ盆踊りの太鼓の叩き手の子どもたち。そして間隔を詰めて何度も会議を開いて協議を重ねた実行委員のみんな。それら一人一人の瞳は何としても夏祭りを実現するんだという熱を宿していた。

 さらに今年は本番前の準備にも工夫が施され、例えばカラオケ大会や歌謡ショー、盆踊りなどのステージとなる寿公園中央のやぐらも、スロープを設けて車椅子の人でもそのまま上がっていけるようにされていたり、即席ベンチが何ヶ所かに設置され、模擬店で買った物を食べながら楽しむようにされていたりしていた。事前準備の担当者にはお礼を申し上げたいと思う。

 

 そしていよいよ開催!

 初日の12日はセンター前広場のフリーコンサートと寿公園での子ども縁日が主な行事であったが、台風7号の接近によって13日以降の行事が中止となる可能性もあったので、急きょ盆踊りを1日繰り上げて実施することにしたのである。

 この日以降最終日まで時折雨に見舞われることがあったものの、盆踊りは3日連続で行うこととなったのである。疲れはしたものの、これはまあ、ヨカッネ。

 踊りの輪に加わる人も多かったし、そのほか車椅子に座ったまま身振り手振りで踊る人やベンチで楽しそうに見ている人などが多くいた。盆踊りの最後、アンコールの声を受け「寿音頭」で締めることを提案した時の回りを取り巻く子どもや若者たちの笑顔とキラキラした瞳が何よりも印象的だった。

 そして15日、前日までの疲れはあったものの思ったより多くの人が片付け撤収に集まってくれ、比較的早くに終了することができた。片付け終了後、一同で供養塔(お地蔵さん)に線香をあげ、この1年、先に逝った仲間たちに祭りの報告を行うことができた。またこの日徳恩寺のお坊さんたちもおいでいただき供養塔の前でお経を上げていただいた。このことにも感謝を申し上げたい。

 

 夏祭りが終わった今振り返ってみれば残された課題は多い。いろいろあるがとりわけ「酒」と「撮影」については特にていねいな話し合いをすすめる必要を感じた。その他、その他……。これらの点を含め、今後の総括と来年に向けた議論を要請し私からの感想としたい。

 とにかくやれた。よかったね!

 

2023年寿夏祭り実行委員長 近藤昇